お客様のご紹介:Jさん(34歳・営業職)
「炭水化物は敵。ご飯やパンを食べたら、絶対に太る。もう何年も、そう信じ込んでいました」。
Jさんは、典型的な「糖質制限ダイエット」の信奉者でした 。
しかし、そのストイックな食生活は、慢性的な疲労感やイライラ、そして我慢の限界が来た後のドカ食いと自己嫌悪という悪循環を生み出していました。
身体も心もボロボロだった彼女が、カウンセリングで最も衝撃を受けたのは、「明日から、お昼は玄米おにぎりを2個、必ず食べてください」という私からの提案でした。
3ヶ月間の変化:「食べる」ことで、痩せやすい身体は作られる
Jさんのプログラムは、トレーニング以上に、この「糖質への恐怖心」を取り除くための栄養教育に重点を置きました。
3ヶ月後、3食しっかり食べながらトレーニングを続けた彼女の身体には、驚くべき変化が起きていました。
【Jさんの3ヶ月間の変化】
- 体重: 57.0kg → 51.5kg (-5.5kg)
- 体脂肪率: 31.0% → 25.0% (-6.0%)
- 変化
- 慢性的な疲労感、イライラが解消
- トレーニングのパフォーマンスが向上
- ドカ食いの衝動が完全になくなる
- 筋肉量がアップし、引き締まった健康的なボディラインに
「人生で一番、食べているのに、人生で一番、身体が引き締まっています。信じられないです。あれだけ敵だと思っていたご飯が、実は私の味方だったなんて」。
科学的解説①:なぜ極端な糖質制限は失敗するのか?
Jさんの成功は、人体のエネルギー代謝の仕組みを考えれば、至極当然の結果です。極端な糖質制限が失敗する理由は、主に2つあります。
- 理由1: 脂肪が燃えにくくなる 多くの方が誤解していますが、脂肪は、脂肪だけでは燃えません。体内で脂肪をエネルギーとして燃やす代謝サイクル(TCA回路)を回すためには、実は糖質から作られる物質が”着火剤”として必要なのです 。極端な糖質制限をすると、この着火剤が不足し、脂肪を効率的に燃やせなくなり、かえって痩せにくい状態に陥ってしまいます。
- 理由2: 筋肉が分解されてしまう 糖質が不足した状態でカロリー制限をすると、身体はエネルギーを作り出すために、自らの筋肉を分解してエネルギー源に変えようとします。筋肉は基礎代謝を高く保つための最重要器官。筋肉が失われると、基礎代謝が低下し、結果的に「食べなくても痩せない」「少し食べたらすぐ太る」という最悪の悪循環に陥ります 。
科学的解説②:解決策は「血糖値コントロール」にあり
では、どんな糖質でも食べていいのかというと、そうではありません。重要なのは、**「血糖値をいかに安定させるか」**という視点です 。
- 「何を」食べるか? 低GI食品を選ぶ
お菓子や白米のような精製された炭水化物は、血糖値を急上昇させ、脂肪を蓄積しやすくします 。一方、玄米やオートミール、さつまいもといった「低GI食品」は、食物繊維が豊富なため消化吸収が穏やかで、血糖値の上昇も緩やか。これにより、脂肪の蓄積を防ぐことができます 。 - 「いつ」食べるか? 活動前とトレーニング後に摂る
糖質を摂取するベストなタイミングは、これからエネルギーを使う**「活動前(朝や昼)」と、運動で使ったエネルギーを補給し、筋肉の回復を促す「トレーニング後」**です。逆に、活動量が減る夜遅い時間の食事は、脂肪として蓄積されやすいため、控えるのが賢明です 。
結果:食べる喜びと、美しい身体の両立
「『パーソナルジム=厳しい食事制限』というイメージが、完全に覆されました。食事は、私を苦しめるものではなく、私を美しくしてくれる、最高のパートナーなんですね」。
あなたは、いつまで「食べないダイエット」に苦しみ続けますか?銀座トレーニングラボでは、無理な食事制限を一切行いません 。
食べる喜びを取り戻し、心も身体も健康になる。そんな、新しいダイエットの形を、ここで体験してみませんか?