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銀座のパーソナルトレーニングジムで下半身痩せダイエット

【動ける体の作り方】ジムの筋トレより効果的な“人間本来の動き”を取り戻す3つの原則

「ジムで鍛えているのに、動きはどこかぎこちない…」 「昔のように、しなやかで思い通りに動ける身体を取り戻したい」 「もっと機能的で、疲れにくい、本当に“動ける体”を手に入れたい」

そんな願いをお持ちではないでしょうか?

こんにちは。これまでの2回にわたり「進化」の視点から身体の不調の根本原因を解説してきた、銀座のパーソナルトレーナー今村雅史です。

【第1回】、【第2回】でお話ししたように、現代人の不調の多くは、動くことを前提に進化した私たちの身体と、動かない現代生活とのミスマッチにあります。

最終回となる今回は、いよいよ実践編です。眠ってしまった身体のシステムを再起動し、しなやかで力強い「人間本来の動き」を取り戻すための、具体的な方法をご紹介します。

あなたが目指すべきは動物ではなく「人間本来の動き」

巷ではクマのように四つ這いになる「ベアクロール」などのアニマルムーブメントが注目されています。しかし、重要なのは動物の“形”を真似ることではありません。 その本質は、私たち人間が赤ちゃんの頃に誰もが経験した「四つ這い」という、体幹と四肢を連動させる根源的な動きのパターンを再学習することにあります。

私たちが目指すべきは、動物になることではなく、現代生活で忘れてしまった「人間本来の動き」を取り戻すこと。それこそが、最も合理的で効果的なアプローチなのです。

自宅でOK!“人間本来の動き”を取り戻す3つの基本動作

特別な器具は必要ありません。私たちの祖先が日常的に行い、子供が遊びの中で無意識に行っている、シンプルで根源的な動きから始めましょう。

1. ぶら下がる(握力と肩甲骨の解放)

私たちの祖先は長く樹上生活を送ってきました。その名残である、腕を真上に上げてぶら下がれる柔軟な肩甲骨は、現代のデスクワークで最も錆びつきやすい部分です。 近くの公園の鉄棒や雲梯に、まずは10秒ぶら下がってみるだけでも、固まった肩周りや胸郭を解放し、眠っていた握力を呼び覚ます最高のトレーニングになります。

2. 転がる・回る(身体の地図を取り戻す)

子供の頃、芝生でゴロゴロ転がった記憶はありませんか?でんぐり返しやブリッジといった動きは、自分の身体が空間のどこにあるかを把握する「固有感覚」や、バランス感覚を司る三半規管を養う、極めて重要な神経系のトレーニングです。週に一度、安全な場所でゆっくりとでんぐり返しをしてみるだけでも、身体の“地図”を再教育できます。

3. 深くしゃがむ(股関節と足首の再教育)

椅子がなかった時代、深くしゃがむことは、作業や休息時のごく自然な姿勢でした。この動きを取り戻すことは、硬くなった股関節や足首の柔軟性を高め、下半身全体の連動性を改善する鍵となります。まずは壁などにつかまりながらで良いので、かかとを床につけたまま、お尻をできるだけ深く下ろす練習をしてみましょう。

なぜ「スクワット」の前に「しゃがむ」練習が必要なのか?

多くの方が「スクワットがうまくできない」と悩みますが、その原因は筋力不足だけではありません。それは、人間が本来持っていた「深くしゃがむ」という基本的な動きのパターンそのものを忘れてしまったからです。 九九を覚えていないのに因数分解が解けないのと同じで、まず「しゃがむ」という基本動作を取り戻して初めて、スクワットというトレーニングが本来の効果を発揮するのです。

日常をトレーニングに変える「デスクワークという檻」からの脱出法

週数回のトレーニングも大切ですが、効果を最大化する鍵は「日常」にあります。

  • 30分に一度の「姿勢リセット」:どんなに良い姿勢でも、長時間同じでいることが問題です。最低30分に一度は立ち上がり、背伸びや肩回しをしましょう。
  • 仕事の合間の「マイクロ・ムーブメント」:四つ這いで背中を丸めたり反らしたりする「キャット&カウ」は、固まった背骨をリセットするのに最適です。
  • 自宅では「床で生活」してみる:ソファを避け、床にあぐらや正座、横座りなど、座り方を頻繁に変えるだけで、股関節が自然とほぐれます。

まとめ:過去を理解し、未来の、動ける体をつくる

3回にわたる「動きの進化」の旅は、これで終わりです。 私たちの不調の多くは、身体の偉大な歴史と、現代生活との小さなズレが原因です。進化という羅針盤を持つことで、あなたは情報に惑わされることなく、自分にとって本当に必要なケアを見つけ出すことができます。 過去の物語を理解すること。それが、私たちが未来の、より強く、しなやかで、生き生きとした体を手に入れるための、最も確かな第一歩なのです。

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