「脚が重だるい…」
「夕方になるとパンプスがきつく感じる…」
そんな足のむくみ、実は放っておくと“脚痩せ”の大敵になるってご存知でしたか?
でもご安心ください。
正しい方法でケアすれば、下半身痩せもスムーズに進みます。
今回は、パーソナルトレーナー歴20年以上の私が、銀座のジムでも実際に行っている「足のむくみ対策」を4つご紹介します。
むくみは“体のサイン”。放置しないで!
日本生理人類学会誌では、女子大学生の約半数に足のむくみが見られたと報告されています。
冷え・だるさ・痛み・しびれなどの「なんとなく不調」は、実はむくみが原因かもしれません。
とくに「ダイエットしても下半身だけ痩せない」「足が太く見える」などのお悩みを抱える方には、見逃せないサインです。
むくみ対策をすることで、「スッキリ細脚」「メリハリのある下半身」への近道になります。
対策① ストレッチで筋肉を動かす
まずは基本中の基本。ストレッチです。
人間は重力のある地球で生活している以上、血液は自然と下半身に集まってしまいます。
それを上に戻すためには「筋肉のポンプ作用」が必要です。
これは専門的には「ミルキングアクション」と呼ばれています。
座りっぱなし・立ちっぱなしで筋肉が動かないと、ふくらはぎがパンパンに。
ある研究では、ふくらはぎの硬さとサイズを朝と夕方で比較した結果、夕方には明らかに大きくなっていたとのこと。
これは筋肉の疲労とむくみが影響しています。
→ 対策はカンタン。
1日5分、ふくらはぎを伸ばすストレッチを取り入れるだけ。
歩くだけでもOKです。大切なのは“動かすこと”。
おすすめのストレッチはこちら!
対策② 弾性ストッキングで血流アップ
次におすすめなのが、弾性ストッキング(着圧ソックス)の活用です。
30〜40mmHgの圧が最も効果的とされ、血管が適度に圧迫されることで毛細血管の水分漏れを防ぎ、むくみの予防に繋がります。
スポーツ選手が試合中に着圧タイツを履くのも、疲労とむくみを軽減するため。
もし可能なら、通勤中やデスクワーク中に着用してみてください。
※糖尿病や血管障害をお持ちの方は、必ず医師に相談してください。
対策③ セルフマッサージ+温冷処置
これ、意外とやってない方が多いんです。
最新の研究では、「セルフマッサージ5分+温冷処置6分」の組み合わせが最も高い効果を示したと報告されています。
足の体積が約2.5%減少したというデータもあります。
【やり方】
- マッサージ5分(足首からひざへゆっくりさする)
- 温冷処置:15℃の水→40℃のお湯にそれぞれ1分×3セット
→ 自宅でできる“ながらケア”としてとってもおすすめです!
対策④ プロの手を借りる(リンパドレナージ・ラジオ波)
もちろん、自分でケアするのが難しい方には「プロの手」も有効です。
私たち銀座トレーニングラボでも、トレーニングと並行してラジオ波やリンパドレナージなどの施術を行っています。
施術後1〜2時間でむくみが優位に減少したという研究もあり、弾性ストッキングよりも効果が高いという報告も。
「脚痩せを本気で叶えたい」「下半身がどうしても痩せない」という方には、外からのサポートも取り入れてみてください。
医療的な浮腫みの可能性も忘れずに
なお、心不全・腎疾患・静脈瘤・深部静脈血栓症・リンパ浮腫など、病気によるむくみもあります。
このような場合は、絶対に自己判断せず医師に相談してください。
足痩せの第一歩は“むくみ対策”から!
「運動しても脚が太いまま」
「ヒールがきつくて痛い」
そんなお悩みがあるなら、まずは“むくみ”を見直してみましょう。
体の仕組みを知って正しくケアすることで、あなたの脚は必ず変わります。