【実は逆効果?】筋トレ中に「効かせよう」と意識するのはもう古い?

〜“意識して筋肉を使う”に意味はあるのか、科学的に考えてみた〜 質問に答えます

銀座トレーニングラボの今村です。
トレーナー歴は22年。
業界ではかなりのベテランです(だと思っています)。
これまで1000人以上のダイエットを担当しました。

筋トレをしていて、こんなことを言われた経験ありませんか?

  • 「お尻に効かせて!」
  • 「腹筋をもっと意識して!」
  • 「ちゃんとフォーム守って!」

トレーナーからのアドバイスや、YouTubeで見た“正しいフォーム”に従って
頑張っているのに、なぜか動きづらくなる…効いている気がしない…。

それ、実は“意識しすぎ”が原因かもしれません。


筋トレの効果を左右するのは「意識の向け方」

「筋肉を意識すること」が悪いわけではありません。
でも、意識の仕方を間違えると、逆にパフォーマンスが落ちたり、フォームが崩れたりするんです。

これは**「意識的処理仮説」**という理論でも説明されています。
人は動きに意識を向けすぎると、本来の自然な動きができなくなってしまうんですね。

とくに多いのがスクワットでの「フォーム迷子」さん。

  • 膝が前に出ないように…
  • お尻を引いて…
  • 背中はまっすぐに…

と意識すればするほど、しゃがめなくなる。
それって、そもそもの“目的”がずれてしまっているのかもしれません。


意識するポイントで効果が変わる「フォーカス理論」

トレーニングにおける「意識の向け方」には2種類あるのをご存知ですか?

  • 内部フォーカス(筋肉・関節・フォームに意識を向ける)
  • 外部フォーカス(動作の結果や環境、目的に意識を向ける)

最近の研究では、外部フォーカスの方がフォームが自然に整いやすく、動きもスムーズになることが分かってきています。

とはいえ、内部フォーカスが必要なシーンもあります。
たとえば…

  • ボディメイクで筋肉にピンポイントで効かせたいとき
  • 自分の身体感覚を整えたいとき
  • 緊張しやすくて呼吸が浅い人

などは、あえて“内側に意識を向けること”がプラスに働くんです。


大事なのは、「なんのためにその動きをするのか?」

フォームや筋肉を意識する前に、
まずは「何のためにその動作をしているのか?」をはっきりさせることが大切です。

  • 目的がヒップアップなら、どんな動きが最もお尻を使えるか?
  • 脚痩せが目標なら、太ももではなく内ももやお尻が働いているか?
  • 姿勢改善なら、呼吸や重心のコントロールができているか?

トレーニングの効果を高めたいなら、
意識を“筋肉”に向ける前に、“目的”に意識を向けることが鍵なんです。


じゃあ、どうやって意識を使い分けるの?【詳しくは動画で解説中】

この記事では一部だけ紹介しましたが、
実はこの「意識の向け方」=フォーカスの使い分けが、筋トレの質を大きく左右します。

✅ 初心者がフォームを覚えるとき
✅ 筋肉を育てたいとき
✅ 緊張をほどいて動きたいとき

それぞれに、ベストなフォーカスの選び方があります。

詳しくは、こちらの動画でわかりやすく解説しています👇

▶ 【YouTube動画】
「筋トレ中に筋肉を意識するって意味あるの?“フォーカス理論”で徹底解説!」

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\あなたのトレーニングがもっと効果的に変わるヒント、ぜひ見てみてください!/

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